チャートは相場の「全てを語る」のか?
それともチャートは「オカルト」なのか?(1)
金融アナリスト、コンサルタント。株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。日本長期信用銀行にて、デリバティブを利用した商品設計、デリバティブのディーリング、ポートフォリオマネジメント等に従事する。その後、海外証券子会社であるLTCB International Ltdに出向。デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。帰国後、金融市場営業部および金融開発部次長。銀行本体のデリバティブ・ポートフォリオの管理責任者を務める。2000年より、UFJパートナーズ投信(現・三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして、債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。著書に、『図解でわかるランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』『世界一やさしい金融工学の本です』『デリバティブのプロが教える金融基礎力養成講座』『確率論的思考』(以上、日本実業出版社)、『カラー図解でわかる金融工学「超」入門』 (サイエンス・アイ新書)、『投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について』『ファイナンス理論全史』(ダイヤモンド社)など。1963年生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。
チャートパターンの多くは幻想であり、チャートが当たっているように見えるのは後付け効果によるものだ。人はチャートの中に、自分自身の心理を映し出しているだけなのである。それにもかかわらず、多くの成功したトレーダーたちは、ファンダメンタルズ以上にチャートを重視している。トレードのチャンスを機敏に見つけるのに、それ以外の方法がないからである。
――「なぜ、投資で勝つことは難しいのか?」という根本的な疑問に答えながら「金融市場の全体像」を示していく好著として、発売直後から絶賛される 『投資と金融にまつわる12の致命的な誤解について』 より、投資家の関心が高い「チャート」の真実に迫る章を全文公開する。
チャート分析の手法と思想
■トレンドを判定する
相場が上昇トレンドにあるのか、下落トレンドにあるのかを判定する。たとえば、過去5日間の価格の移動平均と、それよりも少し期間の長い25日間の移動平均を比較し、5日移動平均が25日移動平均を上回ってきたら相場は上昇トレンドにあると判断したりするのに使う(図3-1「移動平均法」)。この移動平均法のほかに、ポイント&フィギャー、トレンドライン分析などがある。
■相場の勢いを見る
相場の勢い(モーメンタムという)の強さを判定する。ただし、上昇トレンドの勢いが強すぎる場合は買われ過ぎの懸念があり、一時的な調整(上昇トレンドで一時的に下落したり、相場の勢いが止まったりすること)が起きる可能性が高くなる。また、上昇トレンドの勢いが落ちてくると、いずれ下落トレンドに転じる可能性が高くなるという判断に利用されることもある。短期移動平均と長期移動平均の差をとってその推移をみるMACD(※)のほか(図3-1「MACD」)、RSI(相対強度指数)、ストキャスティックスなどさまざまな指標が開発されている。
※Moving Average Convergence and Divergence。期間の異なる2つの移動平均の差をとる。ただし、移動平均は直近の価格変動のウエートを高くした独特の計算が用いられるのが一般的。定型化された分析手法では、MACD自身の移動平均と比較して、買いシグナルや売りシグナルを判定するという使い方をされる。
■価格水準を判定する
過去の値動きをベースにして、現在の価格水準がどのような水準かを判定する。買われ過ぎ、売られ過ぎ、あるいは価格調整がこのあたりで終了して再び以前のトレンドが復活するなどという判定に使われる。ボリンジャーバンド、フィボナッチ分析などがある。
■周期性を見る
相場は上昇トレンドと下落トレンドを繰り返す形で変動していく。そこには一定の周期性がみられることがあり、その周期性をもとに、今のトレンドがいつまで続くか、どのあたりでトレンドが転換するかを判断する。日柄分析やエリオットウェーブなどがある。
■チャートパターンを見る
チャートが描く形状(チャートパターン)を重視し、ある特定のパターンが出現したら相場が上昇するとか下落すると判断する。たとえば、ヘッド・アンド・ショルダー(三尊ともいう)は、相場が上昇トレンドから下落トレンドに切り替わるときに現れるチャートパターンで、売り姿勢に転じるべきサインとされる(図3-1「チャートパターン(ヘッド・アンド・ショルダー)」)。
チャート分析による将来予測の有効性
まず、効率的市場仮説の世界を想定してみよう。そこでは、相場の動きは全てランダムで、予測は不可能だ。しかし、ユール・スルツキー効果(※)により、チャート分析はさまざまなトレンドやらパターンやら(と見えるもの)を導き出す。人は、それらのトレンドやパターン(と見えるもの)を見て、将来の相場の動きを予知したような気持になる。言うまでもなく、完全にランダムな世界では、これらは全て偶然の産物を見誤っただけの幻想であり、将来の値動きについて意味のあることを語ってくれるものではない。つまり、チャート分析はまやかしであり、人々を惑わすだけの代物に過ぎない。これが、正規の金融理論によるチャート分析の評価だ。
私がまだ銀行のトレーダーになりたてのころ、テクニカル分析のテキストを買って一生懸命勉強していたときに、ある先輩から次のように言われたことがある。「テクニカル分析にはさまざまなものがあるが、結局どれも生き残らない。唯一生き残っているのはエリオットウェーブ(※)だけだ。なぜエリオットウェーブが生き残っているかというと、後で何とでも説明できるからだ」と。エリオットウェーブが今も唯一生き残っているのかどうかはともかく、基本はそのとおりだ。誰にでも明確に答えが出せるような単純明快なチャート分析で、明らかに有効なものは残念ながら存在しない。有効そうに見えるものは、エリオットウェーブのように解釈の余地があるものだ。後付けで見ると、当てはまっているように説明することができるのである。しかし、それはあくまでも後からみたときにだけそう見えるのであって、まだ確定していない本当の将来が予測できるということにはならない。
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「チャートはオカルト」
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まったく新しい形の投資と金融のガイドブック。
FX取引の高性能ツール「MT4」とは何か?その特徴や利用できる証券会社を徹底解説
MACDは、市場動向の転換点を見極める際に役立ちます。MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、一般的に「マックディー」と呼ばれます。MACDは厳密にはトレンド系のテクニカル指標ですが、MT4ではオシレーター系に分類されています。上の図の赤いラインがMACDです。基本は下から上へ上昇し、ゼロラインを上抜けすると「買い」のサイン、逆に上から下降してきてゼロラインを下抜けすると「売り」のサインと判断します。
RSIは、相場の過熱ぶりを測る指標で、「買われすぎ」「売られすぎ」を示します。通常はメインとなるチャートの下に表示され(上図)、70%以上なら買われすぎ、30%なら売られすぎと判断します。
「買われすぎ」「売られすぎ」の後はトレンドが転換しやすいため、RSIは重要です。また「市場は上昇(下降)しているのにRSIは下降(上昇)している」というような、市場のズレをみるのにも役立ちます。相場が過熱している時や、価格のトレンドに対してRSIが逆行している時はトレンドが転換しやすいため、売り・買いの局面と判断できるのです。
MT4の優れた自動売買システムの活用法
ここでは、MT4の自動売買システム「EA」の活用方法について解説します。FXの自動売買システムには「開発型」と「選択型」がありますが、MT4のEAは開発型です。開発型のEAは、取引スタイルに応じて自動売買のやり方を細かく設定できます。
開発型・自動売買システム | 選択型・自動売買システム | |
---|---|---|
特徴 | ・外部からプログラムを購入する(有料・無料)必要がある ・自動売買の設定をカスタマイズできる ・自分でプログラムを作成できる | ・証券会社などのサービスに内蔵されたシステム ・自動売買について細かい知識がなくてもOK ・売買ロジックのカスタマイズは不可 |
トレーダーのレベル | 中級〜上級 | 初級〜中級 |
EAを利用する場合は、外部からシステムを導入しなければなりません。現在配布されているEAには相当な種類があり、そこがEAの魅力ともいえます。EAの販売サイトも紹介しますので、じっくり時間をかけて自分に合うEAを探してみてください。
配布されているEAの選び方
配布されているMT4のEAは、大きく分けて「無料」と「有料」があります。必ずしも無料のものが粗悪で、有料のものが優秀というわけではありません。ただし、有料のものはサービス面で優れているものが多いのは事実です。
無料でも優秀なEAは存在します。実績を作るために、無料で配布しているケースがあるからです。一方で無料のものは口座を指定されるケースがあり、「特定の会社の口座を持っていなければ利用できない」といったEAも少なくありません。
これに対して有料のEAは長期的に実績を積んでおり、実際に使っている人も多いため安心感があります。価格は数千円〜10万円ほどと幅がありますが、「安かろう悪かろう」というわけではありません。それぞれのEAの実績を確認しつつ、自分の取引スタイルに合ったEAを選びましょう。
自らEAを作成することも
自分でEAを作ることもできますが、MQLというプログラミング言語を使用するため、はじめてだとハードルが高いかもしれません。しかし、手順そのものはシンプルです。MT4の中にある「メタエディター」からEAの作成画面に進み、後は必要な関数を入力しながらプログラミングを行うという流れです。プログラミングに関する知識は必要ですが、基本的にはパソコンとMT4があれば独自でEAの開発が可能です。
MT4のその他のメリットとは?
ここまでMT4の主な魅力をご紹介してきましたが、MT4にはこれ以外にもメリットがあります。例えば、「為替相場と同時に株式市場の動向も見たい」「出先でも利用したい」といったニーズにも対応しています。MT4は、スマホやタブレットをはじめとするモバイル端末でチャートを表示できる機能を備えています。これらを踏まえて、MT4のさらなるメリットを見ていきましょう。
為替市場以外に株式や先物のチャート表示も可能
MT4は為替専用のソフトですが、株式投資に活用することもできます。大きな視点で見れば、株式も為替も経済活動の一つです。日本株が大きく上昇すると円が売られて円安に、日本株が下落すると円高になりやすいといえます。このような為替の動きを株取引に活かすことができます。FXトレーダーの中には株式投資をする人も多く、MT4は株式市場の分析ツールの補助として活用されています。
口座が限られますが、株取引でMT4を利用できるサービスもあります。OANDA Japanでは、株価指数CFD取引を2020年6月にリリースしました。日経株価指数225やダウ30種をはじめとする米国株価指数、欧米・アジアの主要株価指数などの16銘柄がMT4で取引できる他、自動売買も可能です。
スマートフォンのアプリで利用可能
MT4は、スマートフォンでも利用できます。AndroidならGoogle Playから、iPhoneならApp Storeからアプリをダウンロードしてください。アプリがあれば移動中でも口座へのアクセスや値動きの確認、新規注文・決済ができます。
無料で使える
MT4自体は無料です。ここまででご紹介した優れた機能を含めて、MT4は購入費も維持費もかかりません。EA(自動売買システム)などの有料商材を利用するケースを除けば、費用は一切かかりません。
MT4のデメリットを確認
ここまでMT4のメリットをご紹介してきましたが、デメリットがないわけではありません。デメリットとして挙げられるのは、以下の2つです。
MT4のデメリット
- FX初心者にとっては使いこなすのが難しいこと
- MT4が使える証券会社が限られること
初心者には難しい
MT4は、機能が豊富なため、初心者にとっては難しく感じられるかもしれません。FX取引の経験が浅い人は、例えばインジケーターを選ぶ際に選択肢が多すぎると迷うでしょう。FX特有の用語に不慣れな時期は、余計に難しく感じるかもしれません。
MT4の使い方は、マニュアルを読みながら習得するよりも、実際に使いながら体感的に操作を学ぶほうが早く習得できます。とはいえ、使いこなすには慣れが必要です。PCの操作と同じで慣れるまでは苦労しますが、慣れてしまえば問題なく使いこなせるでしょう。
対応しているFX会社が少ない
実際のトレードでMT4を活用するには、MT4に対応するFX会社の口座を持つ必要があります。国内では、9社がMT4に対応しています(2019年6月現在)。MT4を使ってトレードする場合は、FX会社が限られることに注意してください。
MT4に対応しているFX口座をご紹介
MT4を利用するためには、まず対応している口座(FX会社)を選ぶ必要があります。
FX会社を選ぶ際の主なポイント
- スプレッド幅(※1)
- 通貨ペアの数
- 約定力の高さ
- サポート体制の充実度
- 最小取引単位数(少額投資が可能かどうか:目安は1,000単位以下)
- スワップポイント(※2)
- 取引ツールの機能性
どのFX会社を選んでも、MT4自体の機能性に差はないため、それ以外のポイントでFX会社を探すことになります。ここでは、MT4に対応しているFX会社の特徴を紹介します。
※1:スプレッドとは、FX取引におけるレート差によって発生する手数料のこと。スプレッドの幅が狭いほど取引手数料が安く、取引コストを抑えられます。
※2:スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって得られる利益のこと。低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うと、その金利差が金銭的利益として付与されます。そのポジションを持ち続ける限り毎日利益を得られる、FX特有の仕組みです。
外貨ex byGMO
「外貨ex byGMO」は、手数料が低いなどFX初心者にとって取引をはじめやすいFX会社です。スプレッドは0.2銭と国内最狭クラス、しかも手数料の多くは無料となっています。外貨での入出金と取引コストを除けば、口座開設手数料や入出金手数料、ロスカット手数料などは一切不要で、余計な出費がありません。また、初心者にとってはありがたい24時間対応の電話サポートがあります。
取引単位 | 通貨ペア | ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 24種類 | 0.2銭 | 売られすぎを判別できるテクニカル指標 売られすぎを判別できるテクニカル指標https://www.gaikaex.com/ |
「FXTF」は、MT4が利用できるFX会社としてよく知られています。最大の特徴はスプレッドで、ドル円で0.売られすぎを判別できるテクニカル指標 1銭、ユーロ円では0.3銭と国内最狭水準です。また、システム稼働率99%という約定力の高さも魅力です。約定力が低いと注文が殺到した時に売買が成立せず約定拒否となりますが、FXTFではそのようなリスクが抑えられています。ただし、FXTFではスキャルピング(超短期売買)が禁止されているため、短期売買をしたい方にはおすすめできませんので、注意してください。
取引単位 | 通貨ペア | 売られすぎを判別できるテクニカル指標ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 30種類 | 0.1銭 | https://www.fxtrade.co.jp/ |
OANDA JAPAN
「OANDA JAPAN」は世界7ヵ国にオフィスを持つグローバル企業であり、安定した約定力から高く評価されています。69種類と非常に多くの通貨ペアを提供しているため、さまざまな通貨ペアを駆使して利益を狙うトレーダーにおすすめのFX会社です。
取引単位 | 通貨ペア | ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 69種類 | 0.4銭 | https://www.oanda.jp/ |
MT4利用開始の流れ
- MT4に対応しているFX会社で口座を開設する
- FX会社のホームページからMT4をダウンロードする
- 口座開設時に発行されたIDとパスワードを使ってMT4にログインする
MT4で成果を出す方法
MT4を使いこなし、FXで成果を出す秘訣は何といっても「操作に慣れること」です。MT4は拡張性が高い(=機能が豊富)で、それを最大限に活かすには実際に使ってみるのが近道です。
使い慣れないうちは操作に手こずり損失を出してしまうこともあるので、まずは少額から始めることをおすすめします。徐々に使う機会を増やして、MT4の操作に慣れましょう。ちなみに、MT4に対応しているFX会社の多くがデモ口座を提供しています。デモ口座を利用してデモトレードを行い、MT4の操作を練習しておくのもおすすめです(※)。
※デモ口座(デモトレード)とは、FXトレードの練習ができるトレーニング環境のこと。架空の資金を使って取引をシミュレーションできるため、損失が出たとしても実際にお金を失うことはありません。デモ口座は、FX取引やMT4の操作に慣れるためのツールとして活用できます。ただし、FX会社ごとにデモ口座が使える期間が決められており、その期間が終わるとデモ口座およびMT4は使えなくなります。デモ期間が終わった後に再びデモ口座を使うためには再申請が必要です。
FXを実際に始めるには?
- FX会社を選び、該当する会社のホームページで口座開設を申し込む
- 必要書類を提出する 売られすぎを判別できるテクニカル指標
- 審査(即日〜3営業日程度)
- 本人確認コードを受け取る(=口座の利用許可)
- 自分の口座にログインして取引を始める
ただし、2の必要書類は事前に用意しておく必要があります。口座開設では、以下の書類が必要です。
口座開設に必要な書類
本人確認書類として使えるもの (いずれか1点あれば可) |
---|
・運転免許証 ・健康保険証 ・マイナンバーカード ・住民基本台帳カード ・住民票(コピー) ・印鑑登録証明書 ・在留カード ・特別永住者証明書 ・パスポート |
MT4のダウンロード・申請手順
MT4のダウンロードからインストールまでの手順は、どのFX会社でもほぼ同じです。
申請手順のStep
- ログインページでIDとパスワードを入力し、ログインする。
- MT4のダウンロード(またはインストール)ボタンをクリックする。
- MT4セットアップが表示されたら「実行」をクリックする。
- 同意書画面が表示されたら「同意します」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリックする。
- 自動でインストールが開始される。
- インストールが完了するとMT4のログイン画面が表示されるので、通常口座のログインIDとパスワードを入力する。
MT4はMetaQuotes社の公式ホームページでもインストールできますが、そもそもFX会社の口座を持っていなければ取引できません。そのため、口座のあるFX会社のホームページからMT4をインストールすることをおすすめします。
MT4についてよくある質問
最後に記事のまとめを兼ねて、MT4に関する基本的なFAQをご紹介します。
MT4を使っていると分析ツールの設定方法や操作方法、ダウンロード時のトラブルなど、さまざま疑問や問題が生じることがあります。具体的な質問とその回答は、各社のFAQコーナーに記載されていますのでチェックしておきましょう。また、ほとんどのFX会社には電話やチャット、メールなどのサポート体制がありますので、そちらを利用して疑問を解決していきましょう。
Q.MT4(MetaTrader4)とはどういうものですか?
A.MT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発したFX取引のプラットフォームです。使い勝手のよいチャートと、豊富なインジケーターを利用できます。MT4では、EA(自動売買システム)によるシステムトレード機能の他、プロレベルの高度なテクニカル分析も利用可能です。
Q.どうやってMT4を利用すればよいですか?
A.MT4を利用するためには、MT4に対応しているFX会社の口座を持っている必要があります。まだ口座を持っていない場合は、口座開設を行いましょう。すでに口座をもっている場合は、FX会社の公式ホームページからMT4をインストールしてください。ただし、MT4に対応していないFX会社もあるため、まずは自分の口座がMT4に対応しているかどうか確認しましょう。
小次郎レポート
皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
★[小次郎講師]★
本日はRSIの話 Relative Strength Index というのが正式の名称。
★[小次郎講師]★
RSIはJ.W.ワイルダー氏が1878年発表したもっともポピュラーなオシレーター系指標。
Relative Strength Index日本語では相対力指数などと呼ばれる。
相場の過熱状況を示し、買われすぎ、売られすぎが判断できるので主に逆張りトレードで使用されることが多い。
★[小次郎講師]★
ワイルダー氏は凄いぞ。
パラボリック、ATR、DMI、ピボットと一人でいくつもの有名なテクニカル指標を生み出した。
ひとつだけでも凄いのにいずれも有効で現在まで使われている。中でもこのRSIが最も有名。
★[小次郎講師]★
これがプラスであれば値上がりした日とし、これがマイナスであれば値下がりした日としてそれぞの14日間の平均値を出す。
パラメーターの14はワイルダー氏が奨めるパラメーター。もちろん変更は可能。
だが、 ワイルダー氏が作ったテクニカル指標はほとんど14が標準のパラメーターになっている。
★[小次郎講師]★
ワイルダー氏は、研究結果、あらゆるものに28日周期があるとしており、その半期である14日を重要視した。
★[小次郎講師]★
RSIの計算式は難しくない。
14日間の値動きを上昇と下降に分けて、上昇分が全体の何%になるかというのを示したもの。
最後に100をかけるのは数値を%で表現するため。
★[小次郎講師]★
そうだ。例をあげて計算してみよう。
14日間のうちに上昇した日が10日間でその上昇分の合計が100円だったとする。
下降した日が4日間でその下降分の合計が40円だったとする。14日間の全体の値動きは上げ下げを合計すると140円。
その中で上昇分が100円。とすると、
【4、計算式はどこをみているのか?】
★[小次郎講師]★
そこでひとつの考え方を思いた。
過去何日間の中で上昇した日が何日、下降した日が何日ということを計算すれば、買い勢力の強さ、売り勢力の強さが数値で表せるのではないかと。
買方の勢いが強い時期は上昇の日が多くなる、売方の勢いが強い時期は下降の日が多くなる。
★[小次郎講師]★
当たり前のことだね。その考え方で生み出されたテクニカル指標がサイコロジカルライン。
”psychological”(心理的な)といういかめしい名前がついた指標。計算式は
★[小次郎講師]★
というシンプルなもの。
つまり10日間の中で7日間上昇した3日間下降したということであれば、サイコロジカルラインは70%。
★[小次郎講師]★ 売られすぎを判別できるテクニカル指標
これでも買い勢力の強さを測る一つの指標ではあるが、例外が多い。
たとえば、9日間10円ずつ上がって10日目に100円下がったとする。
その10日間の値動きは10円の下落ということになるだが、サイコロジカルラインでは90%という、大変買方が強いという話になってしまう。
★[小次郎講師]★
そこで、何日上がった、何日下がったではなくて、その期間内に合計してどれくらい上がったか、合計してどれくらい下がったかで買方と売方の力関係を出した方が正確なのではということになった。
そして生まれたのがこのRSI。
RSIが50以上であれば買い勢力が強く、RSIが50以下であれば売り勢力が強いとわかる。
【5、RSIの買いシグナル・売りシグナル】
★[小次郎講師]★ 売られすぎを判別できるテクニカル指標
これは オシレーター系テクニカル指標の中では最も有名なシグナル。
但し、買われすぎ=売りサイン、売られすぎ=買いサインと誤解してしまうと失敗をしてしまう。
小次郎レポート
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・くりっく株365・くりっく365では注文が成立した際に手数料が掛かります。手数料の額はお取引口座の内容や銘柄により異なり、くりっく株365では1枚あたり最大で4,400円(税込)、くりっく365の通常銘柄では1枚あたり最大1,100円(税込)、くりっく365のラージ銘柄では1枚あたり最大で11,000円(税込)です。詳しくは「サービス内容と手数料(くりっく365・くりっく株365)」をご確認ください。
金融商品取引業者 | 関東財務局長(金商)第1614号 | 売られすぎを判別できるテクニカル指標
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商品先物取引業者 | 農林水産省指令28食産第3988号 |
経済産業省20161108商第10号 |
加入協会:日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会
※「くりっく365」「取引所為替証拠金取引 くりっく365」「取引所FX くりっく365」は、株式会社東京金融取引所の登録商標であり、同取引所が上場している取引所為替証拠金取引の愛称です。
RSIとは?見方・使い方、MACDとの組み合わせもわかりやすく解説
分析方法
RSIって、一体どんなテクニカル指標なの?
RSIとは、一定期間での値動きの強さ or 弱さを数値化し、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するテクニカル指標のこと。ストキャスティクスなどと同じく、オシレーター系のテクニカル指標です。
RSIの見方や使い方、初心者でも簡単にできる分析方法も解説します!
RSI 3つの見方・使い方
RSIの基本的な使い方
一般的にRSIでは、70〜80%より上に抜けると買われ過ぎ(売りサイン)、20〜30%を割り込むと売られ過ぎ(買いサイン)のシグナルと判断されています。
長期・短期2本のRSIを表示すると、長期のRSIでトレンドを判断、短期のRSIで売買タイミングを判断という便利な使い方も可能!
ダイバージェンス(売られすぎを判別できるテクニカル指標 逆行現象)
RSIでもMACDやストキャスティクスと同じく、ダイバージェンス(逆行現象)を売買シグナルとすることもできます。
反対に安値更新したにもかかわらず、RSIが下値更新しない場合は、トレンド転換を暗示する重要なサインとなります。
リバーサルシグナル
ダイバージェンスがトレンド転換のサインなのに対し、リバーサルシグナルはトレンド継続を示します。
例えば、上昇トレンド中に一時的に下がって押し目を形成したにもかかわらず、価格自体はトレンド中での安値を更新しないままRSIだけが安値を更新した場合、上昇トレンドが継続する可能性があります。
RSIのデメリット・注意点
トレンド相場に弱い
RSIは値動きが横ばいのときには有効的なのですが、大きなトレンド発生に弱いというデメリットがあります。
急激な為替変動があった場合は、RSIが100%や0%という極端な数値になり、買われ過ぎ or 売られ過ぎの水準でそのまま動かなくなることもあります。
また、RSIは通貨ペアによっても動きが若干異なるので要注意!
通貨ペアの傾向を把握したり、他のテクニカル指標を組み合わせて総合的に判断することも大切です。
正直、RSIだけで勝てる?
RSIに限らず、ネット上でテクニカル分析について調べていると「〇〇だけで勝てる」なんて情報も出てきたりしますが、そんなうまい話はないと思ったほうがいいでしょう。
RSIとMACDを組み合わせてみよう
RSIと組み合わせるなら、MACDがおすすめ!MACDは移動平均線の新しい価格を重視したバージョンで、トレンド相場に強いテクニカル指標です。
MACDはレンジ相場には弱いテクニカル指標のため、レンジ相場に強いRSIを組み合わせることで相互の弱点を補うことができます。
このRSIとMACD、巷では最強の組み合わせとも言われているんですよ。
RSIなどのシグナルが一気にわかるチャート
RSIやそれ以外のテクニカル指標も、一気に分析できちゃうチャートとかってないのかな…?
そんなドラえもん顔負け便利チャートがあるわけない…と思いきや、これがあるのです!
例えば、ヒロセ通商(LION FX)では自動でテクニカル分析してくれるチャートが利用できるため、最初のうちはこちらを併用してみるのがおすすめですよ。
【↑クリックで拡大できます】
LION FXの取引ツールには、過去のデータから為替予想をしてくれる「さきよみLIONチャート」やトレンドが一目で分かる「シグナルパネル」という機能が搭載されています。
テクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表など)の分析結果を一覧表示してくれるため、売買のタイミングが簡単に分かってとても便利ですよ。
売られすぎを判別できるテクニカル指標 出典: ヒロセ通商(LION FX)の特徴・評判
RSIやMACDだけでなく、移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表・ストキャスティクスの売買シグナルも一覧表示してくれるため、多角的なテクニカル分析が可能!
FX取引の高性能ツール「MT4」とは何か?その特徴や利用できる証券会社を徹底解説
MACDは、市場動向の転換点を見極める際に役立ちます。MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、一般的に「マックディー」と呼ばれます。MACDは厳密にはトレンド系のテクニカル指標ですが、MT4ではオシレーター系に分類されています。上の図の赤いラインがMACDです。基本は下から上へ上昇し、ゼロラインを上抜けすると「買い」のサイン、逆に上から下降してきてゼロラインを下抜けすると「売り」のサインと判断します。
RSIは、相場の過熱ぶりを測る指標で、「買われすぎ」「売られすぎ」を示します。通常はメインとなるチャートの下に表示され(上図)、70%以上なら買われすぎ、30%なら売られすぎと判断します。
「買われすぎ」「売られすぎ」の後はトレンドが転換しやすいため、RSIは重要です。また「市場は上昇(下降)しているのにRSIは下降(上昇)している」というような、市場のズレをみるのにも役立ちます。相場が過熱している時や、価格のトレンドに対してRSIが逆行している時はトレンドが転換しやすいため、売り・買いの局面と判断できるのです。
MT4の優れた自動売買システムの活用法
ここでは、MT4の自動売買システム「EA」の活用方法について解説します。FXの自動売買システムには「開発型」と「選択型」がありますが、MT4のEAは開発型です。開発型のEAは、取引スタイルに応じて自動売買のやり方を細かく設定できます。
開発型・自動売買システム | 選択型・自動売買システム | |
---|---|---|
特徴 | ・外部からプログラムを購入する(有料・無料)必要がある ・自動売買の設定をカスタマイズできる ・自分でプログラムを作成できる | ・証券会社などのサービスに内蔵されたシステム ・自動売買について細かい知識がなくてもOK ・売買ロジックのカスタマイズは不可 |
トレーダーのレベル | 中級〜上級 | 初級〜中級 | 売られすぎを判別できるテクニカル指標
EAを利用する場合は、外部からシステムを導入しなければなりません。現在配布されているEAには相当な種類があり、そこがEAの魅力ともいえます。EAの販売サイトも紹介しますので、じっくり時間をかけて自分に合うEAを探してみてください。
配布されているEAの選び方
配布されているMT4のEAは、大きく分けて「無料」と「有料」があります。必ずしも無料のものが粗悪で、有料のものが優秀というわけではありません。ただし、有料のものはサービス面で優れているものが多いのは事実です。
無料でも優秀なEAは存在します。実績を作るために、無料で配布しているケースがあるからです。一方で無料のものは口座を指定されるケースがあり、「特定の会社の口座を持っていなければ利用できない」といったEAも少なくありません。
これに対して有料のEAは長期的に実績を積んでおり、実際に使っている人も多いため安心感があります。価格は数千円〜10万円ほどと幅がありますが、「安かろう悪かろう」というわけではありません。それぞれのEAの実績を確認しつつ、自分の取引スタイルに合ったEAを選びましょう。
自らEAを作成することも
自分でEAを作ることもできますが、MQLというプログラミング言語を使用するため、はじめてだとハードルが高いかもしれません。しかし、手順そのものはシンプルです。MT4の中にある「メタエディター」からEAの作成画面に進み、後は必要な関数を入力しながらプログラミングを行うという流れです。プログラミングに関する知識は必要ですが、基本的にはパソコンとMT4があれば独自でEAの開発が可能です。
MT4のその他のメリットとは?
ここまでMT4の主な魅力をご紹介してきましたが、MT4にはこれ以外にもメリットがあります。例えば、「為替相場と同時に株式市場の動向も見たい」「出先でも利用したい」といったニーズにも対応しています。MT4は、スマホやタブレットをはじめとするモバイル端末でチャートを表示できる機能を備えています。これらを踏まえて、MT4のさらなるメリットを見ていきましょう。
為替市場以外に株式や先物のチャート表示も可能
MT4は為替専用のソフトですが、株式投資に活用することもできます。大きな視点で見れば、株式も為替も経済活動の一つです。日本株が大きく上昇すると円が売られて円安に、日本株が下落すると円高になりやすいといえます。このような為替の動きを株取引に活かすことができます。FXトレーダーの中には株式投資をする人も多く、MT4は株式市場の分析ツールの補助として活用されています。
口座が限られますが、株取引でMT4を利用できるサービスもあります。OANDA Japanでは、株価指数CFD取引を2020年6月にリリースしました。日経株価指数225やダウ30種をはじめとする米国株価指数、欧米・アジアの主要株価指数などの16銘柄がMT4で取引できる他、自動売買も可能です。
スマートフォンのアプリで利用可能
MT4は、スマートフォンでも利用できます。AndroidならGoogle Playから、iPhoneならApp Storeからアプリをダウンロードしてください。アプリがあれば移動中でも口座へのアクセスや値動きの確認、新規注文・決済ができます。
無料で使える
MT4自体は無料です。ここまででご紹介した優れた機能を含めて、MT4は購入費も維持費もかかりません。EA(自動売買システム)などの有料商材を利用するケースを除けば、費用は一切かかりません。
MT4のデメリットを確認
ここまでMT4のメリットをご紹介してきましたが、デメリットがないわけではありません。デメリットとして挙げられるのは、以下の2つです。
MT4のデメリット
- FX初心者にとっては使いこなすのが難しいこと
- MT4が使える証券会社が限られること
初心者には難しい
MT4は、機能が豊富なため、初心者にとっては難しく感じられるかもしれません。FX取引の経験が浅い人は、例えばインジケーターを選ぶ際に選択肢が多すぎると迷うでしょう。FX特有の用語に不慣れな時期は、余計に難しく感じるかもしれません。
MT4の使い方は、マニュアルを読みながら習得するよりも、実際に使いながら体感的に操作を学ぶほうが早く習得できます。とはいえ、使いこなすには慣れが必要です。PCの操作と同じで慣れるまでは苦労しますが、慣れてしまえば問題なく使いこなせるでしょう。
対応しているFX会社が少ない
実際のトレードでMT4を活用するには、MT4に対応するFX会社の口座を持つ必要があります。国内では、9社がMT4に対応しています(2019年6月現在)。MT4を使ってトレードする場合は、FX会社が限られることに注意してください。
MT4に対応しているFX口座をご紹介
MT4を利用するためには、まず対応している口座(FX会社)を選ぶ必要があります。
FX会社を選ぶ際の主なポイント
- スプレッド幅(※1)
- 通貨ペアの数
- 約定力の高さ
- サポート体制の充実度
- 最小取引単位数(少額投資が可能かどうか:目安は1,000単位以下)
- スワップポイント(※2)
- 取引ツールの機能性
どのFX会社を選んでも、MT4自体の機能性に差はないため、それ以外のポイントでFX会社を探すことになります。ここでは、MT4に対応しているFX会社の特徴を紹介します。
※1:スプレッドとは、FX取引におけるレート差によって発生する手数料のこと。スプレッドの幅が狭いほど取引手数料が安く、取引コストを抑えられます。
※2:スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって得られる利益のこと。低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うと、その金利差が金銭的利益として付与されます。そのポジションを持ち続ける限り毎日利益を得られる、FX特有の仕組みです。
外貨ex byGMO
「外貨ex byGMO」は、手数料が低いなどFX初心者にとって取引をはじめやすいFX会社です。スプレッドは0.2銭と国内最狭クラス、しかも手数料の多くは無料となっています。外貨での入出金と取引コストを除けば、口座開設手数料や入出金手数料、ロスカット手数料などは一切不要で、余計な出費がありません。また、初心者にとってはありがたい24時間対応の電話サポートがあります。
取引単位 | 売られすぎを判別できるテクニカル指標 売られすぎを判別できるテクニカル指標 売られすぎを判別できるテクニカル指標通貨ペア | ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 24種類 | 0.2銭 | https:売られすぎを判別できるテクニカル指標 //www.gaikaex.com/ |
「FXTF」は、MT4が利用できるFX会社としてよく知られています。最大の特徴はスプレッドで、ドル円で0.1銭、ユーロ円では0.3銭と国内最狭水準です。また、システム稼働率99%という約定力の高さも魅力です。約定力が低いと注文が殺到した時に売買が成立せず約定拒否となりますが、FXTFではそのようなリスクが抑えられています。ただし、FXTFではスキャルピング(超短期売買)が禁止されているため、短期売買をしたい方にはおすすめできませんので、注意してください。
取引単位 | 通貨ペア | ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 30種類 | 0.1銭 | https://www.fxtrade.co.jp/ |
OANDA JAPAN
「OANDA JAPAN」は世界7ヵ国にオフィスを持つグローバル企業であり、安定した約定力から高く評価されています。69種類と非常に多くの通貨ペアを提供しているため、さまざまな通貨ペアを駆使して利益を狙うトレーダーにおすすめのFX会社です。
取引単位 | 通貨ペア | ドル円スプレッド | 公式サイトURL |
---|---|---|---|
1,000通貨 | 69種類 | 0.4銭 | https://www.oanda.jp/ |
MT4利用開始の流れ
- MT4に対応しているFX会社で口座を開設する
- FX会社のホームページからMT4をダウンロードする
- 口座開設時に発行されたIDとパスワードを使ってMT4にログインする
MT4で成果を出す方法
MT4を使いこなし、FXで成果を出す秘訣は何といっても「操作に慣れること」です。MT4は拡張性が高い(=機能が豊富)で、それを最大限に活かすには実際に使ってみるのが近道です。
使い慣れないうちは操作に手こずり損失を出してしまうこともあるので、まずは少額から始めることをおすすめします。徐々に使う機会を増やして、MT4の操作に慣れましょう。ちなみに、MT4に対応しているFX会社の多くがデモ口座を提供しています。デモ口座を利用してデモトレードを行い、MT4の操作を練習しておくのもおすすめです(※)。
※デモ口座(デモトレード)とは、FXトレードの練習ができるトレーニング環境のこと。架空の資金を使って取引をシミュレーションできるため、損失が出たとしても実際にお金を失うことはありません。デモ口座は、FX取引やMT4の操作に慣れるためのツールとして活用できます。ただし、FX会社ごとにデモ口座が使える期間が決められており、その期間が終わるとデモ口座およびMT4は使えなくなります。デモ期間が終わった後に再びデモ口座を使うためには再申請が必要です。
FXを実際に始めるには?
- FX会社を選び、該当する会社のホームページで口座開設を申し込む
- 必要書類を提出する
- 審査(即日〜3営業日程度)
- 本人確認コードを受け取る(=口座の利用許可)
- 自分の口座にログインして取引を始める
ただし、2の必要書類は事前に用意しておく必要があります。口座開設では、以下の書類が必要です。
口座開設に必要な書類
本人確認書類として使えるもの (いずれか1点あれば可) |
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・運転免許証 ・健康保険証 ・マイナンバーカード ・住民基本台帳カード ・住民票(コピー) ・印鑑登録証明書 ・在留カード ・特別永住者証明書 ・パスポート |
MT4のダウンロード・申請手順
MT4のダウンロードからインストールまでの手順は、どのFX会社でもほぼ同じです。
申請手順のStep
- ログインページでIDとパスワードを入力し、ログインする。
- MT4のダウンロード(またはインストール)ボタンをクリックする。
- MT4セットアップが表示されたら「実行」をクリックする。
- 同意書画面が表示されたら「同意します」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリックする。
- 自動でインストールが開始される。
- インストールが完了するとMT4のログイン画面が表示されるので、通常口座のログインIDとパスワードを入力する。
MT4はMetaQuotes社の公式ホームページでもインストールできますが、そもそもFX会社の口座を持っていなければ取引できません。そのため、口座のあるFX会社のホームページからMT4をインストールすることをおすすめします。
MT4についてよくある質問
最後に記事のまとめを兼ねて、MT4に関する基本的なFAQをご紹介します。
MT4を使っていると分析ツールの設定方法や操作方法、ダウンロード時のトラブルなど、さまざま疑問や問題が生じることがあります。具体的な質問とその回答は、各社のFAQコーナーに記載されていますのでチェックしておきましょう。また、ほとんどのFX会社には電話やチャット、メールなどのサポート体制がありますので、そちらを利用して疑問を解決していきましょう。
Q.MT4(MetaTrader4)とはどういうものですか?
A.MT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発したFX取引のプラットフォームです。使い勝手のよいチャートと、豊富なインジケーターを利用できます。MT4では、EA(自動売買システム)によるシステムトレード機能の他、プロレベルの高度なテクニカル分析も利用可能です。
Q.どうやってMT4を利用すればよいですか?
A.MT4を利用するためには、MT4に対応しているFX会社の口座を持っている必要があります。まだ口座を持っていない場合は、口座開設を行いましょう。すでに口座をもっている場合は、FX会社の公式ホームページからMT4をインストールしてください。ただし、MT4に対応していないFX会社もあるため、まずは自分の口座がMT4に対応しているかどうか確認しましょう。
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