【一覧】テクニカル指標まとめ|おすすめ指標&組み合わせ例
出典:Tradingview
上記のチャート画像では、短期的な方向感を示す黄色の20日移動平均線、中期的な方向感を示す赤色の50日移動平均線、長期的な方向感を示す青色の200日移動平均線を表示しています。
黄色の20日移動平均線と赤色の50日移動平均線が下落しているのに対して、青色の200日移動平均線は上昇していることが分かります。
そのため、短期・中期的には価格が下落する可能性がありますが、 長期的には上昇する可能性 があると考えることが可能です。
② 複数の移動平均線を使い売買ポイントを探る
期間の違う 複数の移動平均線を使い 売買ポイントを探ることも、使い方の1つとして挙げられます。具体的には、「 ゴールデンクロス 」と「 デッドクロス 」と呼ばれるタイミングは、移動平均線を使った代表的な売買ポイントです。
移動平均線の売買ポイント
- ゴールデンクロス:短期・中期の移動平均線が長期の移動平均線を超えたタイミング
- デッドクロス:短期・中期の移動平均線が長期の移動平均線を下回ったタイミング
「ゴールデンクロス」が発生すると価格は上昇、「デッドクロス」は価格が下落する傾向があります。以下のチャート画像をご覧ください。
出典:Tradingview
上記のチャートでは、短期・中期の移動平均線が長期の移動平均線を超えゴールデンクロスが発生した後に、価格が大幅に上昇しています。
また、下記のチャートでは短期・中期の移動平均線が長期の移動平均線を下回り、デッドクロスが発生しています。
出典:Tradingview
デッドクロスが発生して以降、 価格も大幅に下落 していることが分かります。
2-2. 指標の組みあわせ例
おすすめの指標の組み合わせ例としては、 RSIとフィボナッチの組み合わせ が挙げられます。この組み合わせでのトレード手順は、以下のようになります。
おすすめの組み合わせ
- 手順① RSIで売買ポイントを探る
- 手順② フィボナッチで決済ポイントを探る
手順① RSIで売買ポイントを探る
まず、RSIで売買ポイントを探ります。RSIは0〜100までの数値を使った指標で、20〜30を下回ると売られ過ぎ、70〜80を超えると買われ過ぎとなり、どちらも 価格が反発する傾向 があります。
出典:Tradingview
手順② フィボナッチで決済ポイントを探る
手順①のRSIを使いエントリーした後は、フィボナッチを使い 決済ポイントを探ります 。フィボナッチを使った指標には幾つか種類がありますが、今回はその中でも代表的な フィボナッチ・リトレースメント で決済ポイントを探していきましょう。
フィボナッチ・リトレースメントはトレンドの始点と終点を結び、7つの数値を基にして 買い戻しや売り戻しの水準 を予想します。以下は目安となる7つの数値とそれぞれの考え方です。
数値 | 考え方 |
0 | トレンドの終点 |
0.236 | 一般的な戻りの水準 |
0.382 | 一般的な戻りの水準 | テクニカル指標で相場を分析
0.5 | 半値戻しの水準 |
0.618 | 深めの戻り水準 |
0.786 | 深めの戻り水準 |
1 | トレンドの始点 |
出典:Tradingview テクニカル指標で相場を分析
RSIが20を下回ってから、ちょうど フィボナッチの目安 となる0.5付近まで価格が上昇していることが分かりますね。RSIを使いエントリーしていれば、フィボナッチのこの水準を目安として決済することができます。
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