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今から買ってもいい、おすすめのETF7本はこれ!【パート3】
書店で一番売れているETF本の最新版『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』(朝倉智也著)が、2月16日に発売。投資先進国米国で、ほぼ毎年のように2桁成長を続けている注目の金融商品ETF(上場投資信託)。現在の純資産残高は約683兆円。一方、日本のETFの市場規模は2021年4月末で約60兆円。しかし、日本でもETFを投資の選択肢に入れる人が着実に増えている。特に注目度が高まっているのが海外ETFだ。(1)低コスト、(2)機動的な取引ができる、(3)分配金を受け取りながら運用できる、(4)究極の分散投資ができる、など多くのメリットがあるETF。本連載では、長期投資やETFに興味がある人に向けて、そもそもETFとは何か、その賢い選び方・買い方、資産運用としてのETFとの付き合い方などについて、同書から一部を抜粋して公開する。 ● 約1万8000銘柄という 幅広い銘柄に分散投資投資するETF 5 バンガード・米国トータル債券市場 ETF (ティッカーコード:BND、運用会社:バンガード) 「ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス」に連動するETFです。米国の国債を中心に米国適格投資債券を投資対象とし、約7割をAAAの格付債券が占めています。 約1万8000銘柄という幅広い銘柄に分散投資されており、信託報酬も0.035%と米国債券ETFの中でも極めて低い水準です。 組入銘柄が広範囲に分散されていることとコストの優位性が評価され、米国モーニングスターの定性評価は「Gold」を獲得しています。
● 日本と欧州を中心に、米国以外の 海外ETFとは 主要先進国債券に幅広く投資するETF 6 バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) (ティッカーコード:BNDX、運用会社:バンガード) 「ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)」に連動するETFです。 日本と欧州を中心に、米国以外の主要先進国の債券に幅広く投資しています。 投資対象は国債や政府系機関債、社債、証券化債券などを中心としており、6000以上の銘柄に投資することで分散効果を高めています。 信託報酬は0.08%とグローバル債券ETFとしては極めて低い水準であることが評価され、米国モーニングスターの定性評価は「Silver」を獲得しています。 朝倉智也(あさくら・ともや) モーニングスター株式会社 代表取締役社長 1966年生まれ。1989年慶應義塾大学文学部卒。銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事した後、95年米国イリノイ大学経営学修士号取得(MBA)。同年、ソフトバンク株式会社財務部にて資金調達・資金運用全般、子会社の設立、および上場準備を担当。98年モーニングスター株式会社設立に参画し、2004年より現職。第三者投信評価機関の代表として、常に中立的・客観的な投資情報の提供を行い、個人投資家の的確な資産形成に努める。 海外ETFとは 主な著書に、『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』『全面改訂 投資信託選びでいちばん知りたいこと』『つみたてNISAはこの7本を買いなさい』『一生モノのファイナンス入門』(以上、ダイヤモンド社)、『iDeCoで自分年金をつくる』(祥伝社新書)、『お金の未来年表』(SB新書)などがある。
投資をするならETFは知っておくべき!具体的なオススメを9つ紹介
鈴木 聖宣
「ETFってよく聞くけど、イマイチ分からない」
「ETFが気になるけど、自分にメリットがあるのか分からない」
なぜかというと、ETFは株をまとめた商品のため、投資初心者でも比較的迷うことなく買えるからです。まさに 株式と投資信託のハイブリッドのような商品 と言えます。
これから投資の勉強を始めようと思っている方に おすすめなのが、弊社サービスの「 投資の達人になる投資講座 」です。
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投資で成果を出すためには、本質を押さえた勉強が必要不可欠です。
こちらの記事と合わせて「投資の達人になる投資講座」も受講することで、さらに投資の知識を深めることができます。
1章 そもそもETFとは?
ETFとは 「 Exchange Traded Fund」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれます。その名の通り上場している商品なので、株式と同じように買ったり売ったりができます。
株と違い、 ETFは「プロにお金を預け、増えそうな投資対象にまとめて投資をしてもらう」商品 のことです。
個別株はオレンジのバラ売り。ETFは「フルーツ盛り合わせ」
つまり、 1つのETFを買うだけで、 投資の分散ができる ということです。
2章 ETFのメリットとデメリット
ETFのメリット
1.プロが選定した投資先に分散投資できる
2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)
3. 信託報酬(保有中のコスト)が安い
4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。
5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある
1.プロが選定した投資先に分散投資できる
2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)
しかし、トピックス上場投信で東証一部上場の2200社を1単位(10口)買うために 必要な金額は約2万円です。 (どちらの金額も2022年2月現在です)
3.信託報酬(保有中のコスト)が安い
このように、 中身が同じなのにも関わらず、信託報酬には2倍以上の開きがある 、ということが分かります。
4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。
このように ETFの買い方は、個別株とほぼ同じなのです。
5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある
「今後の経済の動向は読めるんだけど、ひとつの会社に絞れない」、そんな時には、業種特化型ETFを使うという方法があります。例えば、今後は素材に関連する企業が上昇しそうだとしたら、素材関連の企業だけを集めたETFというものがあります。 ETFを使って景気循環の恩恵を受ける 海外ETFとは ことを目指すスタイルの投資も可能なのです。
ETFのデメリット
1.購入時/売却時に手数料がかかる
2.積立投資にはあまり向かない
3.分配金が自動再投資されない
4.個別株のような急騰は期待できない
1.購入時/保有時/売却時に手数料がかかる
とは言え、株式やETFの売買手数料も非常に安いものです。例えばSBI証券であれば、 5万円以下の株の売買手数料はたったの55円です 。
このデメリットを回避する方法として、 ETFは長期保有する銘柄に絞り、あまり頻繁に売り買いしない という対策が考えられます。
2.積立投資にはあまり向かない
3.分配金が自動再投資されない
4.個別株のような急騰は期待できない
3章 ETFの種類
ひとえにETFと言っても、私たちが日本で買うものには大きく2種類あります。それが「国内ETF 」 と「海外ETF 」 です。ではそれぞれの違いを見ていきましょう。
国内ETFの特徴
- 国内の取引所に上場している 海外ETFとは
- 両替は不要!日本円で買える
- 国内の商品が充実している
- 流通量が少ないものがある
海外ETFの特徴
- 海外の取引所に上場している
- 現地通貨に両替が必要
- 海外の商品が充実している
国内ETF
1つ目は、 国内の証券取引所(東証など)に上場しているETFで、これらは総称「国内ETF」などと呼ばれます。 この記事でも以降は「国内ETF」の呼称を使うことにします。
ここがややこしい所なのですが、 国内ETF にも、米国S&P500連動型など、海外資産を対象としているものがあります。 後述する「海外ETF 」 と混乱しがちですので、とりあえず国内と海外、2つの違うタイプのETFがあることを覚えておきましょう。
国内の取引所に上場している
両替は不要!日本円で買える
国内の商品が充実している
流通量が少ないものがある
海外ETF
もう1種類のETFは、海外の市場に上場するETFです。 「海外ETF」や「外国ETF」などと呼ばれ、 海外で組成されたETFが、証券会社の外国株セクション等で販売されています。
今回は これらのETFを 「海外ETF」と呼びます。
海外の取引所に上場している
海外ETFの特徴は、やはり海外の取引所に上場している商品ということです。海外なので、日本では買えない、 様々な 海外資産(株式・債券・不動産・コモディティなど)へ手軽にアクセス できる ことが魅力です。
ただし、 海外ETFの場合は必ず現地通貨に両替する必要があります。 ですので、どうしても両替手数料がかかってしまうことは念頭に置きましょう。
海外の商品が充実している
「海外ETF 」の 名の通り、とにかく 海外商品が充実しています。
米国市場のETFを使うと、テック企業を中心としたアメリカ国内の様々な企業に投資ができます。S&P500やダウなどのメジャーどころだけでなく、アメリカ企業に多い 「 高配当 」株のETFなどはアメリカ市場が量的にも手数料的にも有利だと言えます。
新興国投資でもメリットの大きい米国ETF
それでは以下、国内ETFと海外ETFのそれぞれの特徴をまとめます。
4章 投資信託とETFの違いは?
注文方法が多様なETF
iDeCoやNISAに強い投資信託
投資信託とETFの手数料を比較
ETFを買う際の手数料は、個別株を買うのとほぼ同じ扱いですので、 買付時と売却時に手数料が掛かります。 とはいえ、最近ではネット証券を中心にこの手数料も非常に安くなってきました。
今回は、 投資信託とETF(国内ETF)で、「S&P500」を購入した場合の手数料を比較してみました。 どちらもSBI証券を使って比較しています。
まず投資信託では、「三菱UFJ国際 eMaxis Slim 米国株式 S&P500」を、
ETFでは「NEXT FUNDS S&P 500 指数(為替ヘッジなし)」(銘柄コード:2633) を買うこととします。
A. 100万円を2年保有
B. 100万円を10年保有
C. 1000万円を20年保有
これらの3パターンで手数料を検証した表が以下です。
気にすべきは、より大きな金額を長期で持つ場合です。例えば、Cの「1000万円を20年保有 」する場合なら 、両者では4万円近い開きが出ています。
例えば同じくSBI証券の「外国株取引」で購入できる海外ETFの「バンガード S&P500ETF 」 (ティッカー:VOO)なら、年間信託報酬は なんと破格の 0.03%/年 です!
このように、 同じ中身の商品でも販売会社や運用会社によって手数料は変わります。 これからETFなどに投資していく人なら、覚えておいて損はないでしょう。
5章 ETFが向いてるのはこんな人
1.長期目線で投資をしたい人
2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人
3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人
1.長期目線で投資をしたい人
理由は、 ETFは保有中にかかる手数料が安く、逆に買付と売却の時は手数料が掛かります。 ですから一度買ったら売らずに長期保有するのに向いています。 (手数料については2章も参照ください)
2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人
3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人
6章 目的別・オススメETF3選
また、 投資信託で安く買えるファンド(例:S&P500連動型など)はリストには入れていません。 なぜならETFの恩恵がありそうなものを選んだ方がETFのポテンシャルが活かせると思ったからです。
配当生活でFIREを目指したい人 − 海外ETFとは 高配当株ETF3選
【高配当株ETF 3 選】
1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
3.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)
海外ETFとは 高配当ETFに投資をすれば、その夢に一歩近づくかもしれません!
1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
特長: S&P500から選出される高配当銘柄という安心感がある。
組入銘柄トップ:1.Seagate Technology Holdings 2.ConocoPhillips 3.Iron Mountain
信託報酬:年 0.07%
分配金利回り:年 4.63%
2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
特長: 安定的に高い利回りを維持しているETFであること 海外ETFとは
組入銘柄トップ:1.Broadcom 2.Wells Fargo 3.Bank of America
信託報酬:年 0.23%
分配金利回り:年 5.03%
3.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)
米国の高配当株ETFに比べて、信託報酬や分配金比率の面では劣りますが、 日本円で投資できることはメリットです。 また売買にかかる手数料も海外株・ETFより安いです。
また 税金面でも、 国内ETFは国内株式と同じ扱いですので、人によっては海外ETFを買うよりハードルが低いと言えるでしょう。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)
特長:国内証券取引所に上場していることのメリット
組入銘柄トップ:1.日本郵船 2.三菱商事 3.日本たばこ産業
信託報酬:年 0.31%
分配金利回り:年 3.76%
アメリカ企業の勢いある成長を享受したい人 − 成長株ETF3選
【成長株 ETF 3選】
1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
2.バンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)
3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)
1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
1番目にご紹介するのは、米国バンガード社の「米国一般消費財サービスセクター」ETFです。これが1位になった理由は、 組入上位の2銘柄が「Amazon」と「Tesla」だからです。
ヴァンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
特長:AmazonとTeslaが上位2社である。ヴァンガード社なので信託報酬が安い。
組入銘柄トップ:1.Amazon 2.Tesla 3.Home Depot
信託報酬:年 0.1%
5年騰落率:136.6%
2.ヴァンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)
組入銘柄の上位は Alphabet(Google)と Meta(Facebook)で、この2社がファンド全体の約30%を占めています。MetaとGoogleはどちらも広告収入がメインですが、それぞれSNSや検索エンジンでは圧倒的な世界シェアを占める企業です。
ヴァンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
特長:名だたるSNS・エンタメ企業に投資ができる。値がさ株のGoogleの比重が高め
組入銘柄トップ:1.Alphabet(Google) 2.Meta(Facebook) 3.The Walt Disney Co
信託報酬:年 0.1%
5年騰落率:30.2%
3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)
成長株の最後にご紹介したいのが、こちらのインベスコ QQQ です。
3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)
特長: アメリカのテック企業を網羅したファンド。2020年以降の成長が特に著しい
組入銘柄トップ:1.Apple 2.Microsoft 3.Amazon
信託報酬:年 0.2%
5年騰落率:181.5%
長期目線で新興国に期待している人 − 新興国株ETF3選
【新興国株ETF 3選】
1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)
3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)
特に 新興国株式に連動する投資信託は、信託報酬が年2%以上の商品が多い ので、ETFを活用することで手数料を効果的に抑えられます。
・先進国と比較すると、通貨や経済基盤が弱い 海外ETFとは
・政治的に不安定な国がある
・結果として株価が安定しない
1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
特長:成長著しいインド市場にアクセスできる。インドファンドとしては手数料が安い
組入銘柄トップ:1.Reliance 海外ETFとは 海外ETFとは Industries (エネルギー) 2.Infosys (IT) 3.Housing Development Finance (金融)
信託報酬:年 0.83%
5年騰落率:80.4%
2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)
広く「新興国株式ファンド」として知られるETFです。 世界の新興国株式に連動する成果を目指していくファンドです。 主にMSCI社とFTSE社の指数の2種類があり、このETFはFTSE社の指数を採用しています。
バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO) 海外ETFとは
特長: 「 新興国株式ファンド」として代表的な指数に連動するETF。手数料が非常に安い。
組入銘柄トップ:1.Taiwan Semiconductor (半導体/台湾) 2.Tencent (IT/中国) 3.Alibaba (IT/中国)
信託報酬:年 0.08%
5年騰落率:45.2%
3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)
ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)
特長:最後のフロンティア・アフリカの幅広い国に投資ができる
組入銘柄トップ:1.Attijariwafa Bank (金融) 2.Safaricom (通信) 3.Mtn Nigeria Communications (通信) 海外ETFとは
信託報酬:年 0.78%
5年騰落率:10.6%
7章 ETFを積立で買う方法
国内ETFの積立 − マネックス証券
・国内ETFの積立ができるのはマネックス証券
・定額での積立ができるので便利
・年0.3%の運用手数料はかかる
マネックスアドバイザーは ロボットアドバイザーの一種なのですが、国内ETFを使って運用をします。
海外ETFの積立 海外ETFとは − SBI証券 / 楽天証券
・海外ETFの積立は、「米国株ETF」なら可能
・SBI証券 か 楽天証券 を使う
・定額での積立ではない点に注意
ただ、米国株ETFの場合、 定額買付ではなく、1株単位での買付になる ことに留意してください。つまり、同じETFでも、今月は100ドルで買えたけど来月は120ドルになっているかもしれない(逆もまた然り)ということです。
SBI証券と楽天証券、どちらの証券会社を使っても大きな差はない と言えます。取り扱い銘柄数や、日本円からの両替手数料も、両社ほぼ一緒です。
8章 まとめ
ETFのメリット・デメリット
メリット
1.プロが選定した投資先に分散投資できる
2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)
3.信託報酬(保有中のコスト)が安い
4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。
5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある
デメリット
1.購入時/売却時に手数料がかかる
2.積立投資にはあまり向かない
3.分配金が自動再投資されない
4.個別株のような急騰は期待できない
ETFの種類と特徴
国内ETFの特徴
- 国内の取引所に上場している
- 両替は不要!日本円で買える
- 国内の商品が充実している
- 流通量が少ないものがある
海外ETFの特徴
- 海外の取引所に上場している
- 現地通貨に両替が必要
- 海外の商品が充実している
- 海外の取引所に上場している現地通貨に両替が必要海外の商品が充実している
投資信託とETFの違い
ETFが向いている人
1.長期目線で投資をしたい人
2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人
3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人
目的別・オススメETF3選
【高配当株ETF3選 】
1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
3.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)
【成長株ETF 3選】
1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
2.バンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)
3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)
【新興国株ETF 3選】 海外ETFとは 海外ETFとは
1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)
3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)
ETFを積立で買う方法
国内ETFの積立 − マネックス証券
・国内ETFの積立ができるのはマネックス証券
・定額での積立ができるので便利
・年0.3%の運用手数料はかかる
海外ETFの積立 − SBI証券 / 楽天証券
・海外ETFの積立は、「米国株ETF」なら可能
・SBI証券 か 楽天証券 海外ETFとは を使う
・定額での積立ではない点に注意
・定額での積立ではない点に注意
海外ETFについて!そもそもETFって?メリット・デメリットと併せてご紹介します!
※出所:Black rockデータより作成
海外ETFについて
海外ETFの人気の理由は、コストが安いこと、パフォーマンスが高いことのほかに
購入できるETFの種類が圧倒的に多い ことです。
海外のETFのメインは アメリカ ですが、日本とは比べ物にならないほど多く
日本で現在、上場されているETFの数はおよそ200本程度なのに対し、アメリカでは
その 10倍 近い数が上場されています。
※出所:Black rockデータより作成
海外ETFのメリット
商品が豊富
上記でも記載した通り、海外で取り扱われるETFの本数は
日本の10倍以上 です。
手軽に複数銘柄を購入できる
個人で日経平均やTOPIXに連動した株式投資を行おうとする場合
億単位の資金が必要となりますが、ETFを活用した場合には
それが 小口化され販売されるので、手軽にそれらと同じ投資
行うことが可能 になります。
また、分散投資により、 リスクを軽減する効果 もあります。
しかし、ETFは指数に連動するような投資を行っているため
ファンドマネージャーが独自に銘柄選定を行う必要がほとんどなく
信託報酬がかなり安価 になっています。
いつでも取引可能
通常の投資信託においては、基準価額の算出で1日1回しか取引できませんでしたが
ETFの場合は、上場されていることで、 取引所の時間内であれば
いつでも売買可能 です。
海外ETFのデメリット
為替リスク
いざ、利益が出てその分を円に戻そうとした場合、仮に円高であれば
為替の分大きな損をする ことになります。
ただし、為替予測は非常に難しいため、 全体の資産の中で通貨分散をしながら
購入や償還タイミングを見計っていきましょう 。
海外商品に対するコスト
ドル建ての海外商品を購入する場合、円をドルに両替えするための 為替手数料 が発生したり
ETFの中に組み入れる外国株の買い付けなどに伴う、 売買手数料 がかかります。
為替手数料 は、大手の銀行であれば大体どこも 1ドルあたり約3円 かかります。
売買手数料 については、国内最安であるマネックス証券でも
1取引あたり約定代金の0.45% (最低5ドルから)かかります。
海外ETF購入の種類
海外のETFを購入する場合、 株式ETF 、 債券ETF 、 商品ETF 、 不動産ETF など
商品ごとに分けられ、さらに株式ETFを買う場合には、「地域」、「先進国」
「新興国」、「セクター」といったような区分でも購入などが可能です。
株式ETF
国やセクターごとの さまざまな株価指数に連動するETF になります。
ヨーロッパ、アジアなどの まとまった複数の国や地域などの、株価指数に連動するETF です。
・商品事例
①「MSCI全世界指数(ACWI)に連動し、全世界48カ国の時価総額85%をカバーする」ETF
②「MVIS GDPアフリカ指数にできるだけ連動する運用実績を目指す」ETF
アメリカ、ヨーロッパなどの 先進国の株価指数に連動するETF です。
・商品事例
①「S&P500インデックスの300%のパフォーマンスに連動した成果を目指す」ETF
②「韓国株式市場を代表する200銘柄で構成されたKOSPI200のパフォーマンスへの連動を目指す」ETF
マレーシア、台湾など、 新興国の株価指数に連動するETF です。
「金融」、「IT」など 特定の事業の株価指数に連動するETF です。
債券ETF
国やさまざまな種類の 債券の指数に連動するETF です。
商品ETF
「水」、「バイオ」、「環境」といったテーマや、「金」、「農作物」
といった、 特定の商品の指数に連動するETF です。
・商品事例
①「DB 海外ETFとは 農作物指数 に連動した成果を目指す」ETF
不動産ETF
海外不動産投資信託である、 海外REITなどの指数に連動するETF です。
海外ETFの買い方
「 店舗型証券会社 」、もしくは「 海外ETFとは ネット証券会社 」になります。
人気なのは、手軽で手数料も安い、ネット証券会社が人気です。
「楽天証券」、「SBI証券」、「マネックス証券」あたりが代表的な
ネット証券会社になります。
購入コスト
購入にかかるコストについては主に、売買コストである「 為替手数料 」と「 売買手数料 」
そして保有コストである「 信託報酬 」の3つになります。
「 為替手数料 」は、外貨にて買い付けを行うため、外貨に両替する際にかかるコスト 海外ETFとは
「 売買手数料 」は、外国株式等を買い付ける際など、売買をする際にかかるコスト
「 信託報酬 」は、保有にかかるコストで、ファンドマネージャーに運用してもらう際に
かかるコストになります。
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これからの投資の道しるべとして
第1章 広告で見かけるこんな商品、買ってはいけない!
第1章 広告で見かけるこんな商品、買ってはいけない!
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商品2 「高利回り」 の海外債券… 金利15%でも損する仕組みとは?
商品3 人気の「外貨預金」、高利回りでも負けてしまう理由
商品4 「特別金利キャンペーン」は、銀行が損しない商品
商品5 「外貨建て保険」は販売した金融機関に7%キックバックされる!
商品6 「バランス型ファンド」も種類によっては確実に損をする!
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