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リスクマネジメントとは

リスクマネジメントとは
NHKのプロジェクトXのヒットのおかげで、プロジェクトには縁の無かった方々にも「プロジェクトとはどんなものなのか」についてのイメージが受け入れられやすくなっている。
プロジェクトとは、「到達すべき目的」の実現に向けて行われる、期間及びコストの制限のもとで複数の人間により実施される一連の活動と定義できる。到達すべき目的には、「新製品の開発」であったり、「新しい情報システムの構築」であったりする。最近では「J-SOX対応プロジェクト」を立ち上げた企業も多いことと思う。
プロジェクトリスクとは「到達すべき目的」が達成できないことで、プロジェクトが中断することだけでなく、完成はしても期間やコストの超過や、一部の目的が未達成となる場合なども含まれる。表題の「プロジェクトリスクマネジメント」の目的は、当初の期間とコストで予定した目的(機能・品質など)を実現するために、プロジェクトの目的達成に対する阻害要因を排除することである。

環境:環境リスクマネジメント

当社は環境リスクを継続的に低減させていくためのマネジメント体制として、カンパニーごとの環境リスク管理体制を組織し、全社のリスクマネジメントの基本的な考え方に則り、(1)毎年度、環境リスクの洗い出しと全社リスクマネジメント推進、(2)環境リスク発現時の迅速な対応、を進めています。
環境リスクの洗い出しとマネジメント推進を図るために、カンパニー単位および海外地域単位で対象とする環境リスクを毎年度選定し、そこからさらに全社レベルの環境リスクを選定しています。その中でもとくに発生頻度が高いもしくは経営への影響が大きいリスクを重要リスクとして特定し、重点的にリスク低減対策を立案・実践しています。重要リスク単位でリスク低減取り組みを進めますが、その進捗は四半期ごとに確認・フォローしながらPDCAサイクルを回します。
環境リスク発現時には、当該カンパニーと関連職能部門、地域統括会社が協働し、緊急対策やリスクレベルに応じた再発防止対策を速やかに実施します。また、リスク発現時のマネジメントフローなどを標準化し、混乱による二次リスクが生じないようにしています。

工場における環境汚染防止に向けた法律の順守

製品における環境法規制の順守

土壌・地下水汚染への対応

当社では1980年代後半に一部の事業場で塩素系有機溶剤による土壌・地下水汚染が発見され、それ以降、全社で対策に取り組んできました。1991年には「土壌・地下水汚染防止マニュアル」を作成して調査・対策を進め、1995年には塩素系有機溶剤の使用を全廃し、1999年には環境汚染予防管理の手引きを作成して環境汚染の再発防止に努めてきました。さらに日本では2003年の土壌汚染対策法の施行など法規制が進む中、当社は2002年度に調査・対策の再徹底に着手し、2003年度にはグローバル全拠点を「管理下に置く」取り組みをスタートしました。
具体的には、揮発性有機化合物(VOC)および重金属などの使用状況調査に加え、現地確認・ヒアリングによる履歴調査と土壌表層調査を実施し、基準を超える汚染が発見された事業場については、さらに詳細なボーリング調査で汚染範囲を特定し、対策を行います。
これらの取り組みを着実に推進してきた結果、2008年時点のグローバル全拠点で「管理下に置く」ことを達成しました。さらに、2010年度からは「管理下に置く」を目的別に整理・強化した新「管理下に置く」指針を制定し、「敷地外への汚染拡散防止」を最優先に、グローバル全拠点で汚染対策と防止を進め、レベルアップを図っています。

土壌・地下水リスクマネジメント指針

1.履歴調査の実施
2.敷地境界への監視井戸の検討と設置
3.敷地境界の地下水分析調査の実施
4.もらい汚染の可能性の確認
5.管理部門への報告
6.敷地外への拡散防止工法の検討
7.敷地外への拡散防止対策工事の実施
8.評価井戸の設置
9.評価(モニタリング)の実施

10.概況調査の実施
11-1.水平方向詳細調査
11-2.深度方向詳細調査
12.汚染範囲の推定
13.浄化範囲・浄化工法の検討
14.汚染浄化・拡散防止対策工事の実施
15.浄化後、汚染源モニタリングの実施(地下水)
16.管理部門へ浄化完了報告

PMBOK ® ガイド 第5版紹介シリーズ 第9回 リスク・マネジメント

PMBOK ® ガイド 第5版 紹介シリーズ
第9回 リスク・マネジメント

はじめに

プロジェクトにおけるリスクとは何でしょうか? リスクマネジメントとは
PMBOK ® ガイド には、「リスクとは、それが発生すれば少なくともスコープ、スケジュール、コスト、品質といったプロジェクト目標に影響を与える不確実な事象・状態」とあります。
必ず発生するもの、すでに発生してしまったものはリスクとはいいません。これらは、問題や課題として対応していきます。

では、発生するかどうかわからないのだから、発生したらそのときに考えればいいのでしょうか? リスクというものを何にも考えていない状態の時にリスクが顕在化したらどのように対応するのでしょうか?
有識者を集め、影響を分析し対応策を検討、対応策を実行するために予算を計上し承認を得て・・、とやっているうちに状況は刻々と変わり、プロジェクト目標への影響が大きくなり、もしかしたら手遅れになるかも知れません。
手遅れにならないようにするために、リスクについて、いつ検討を行えばいいのでしょうか?

PMとしてやるべきこと

あなたは、新システム開発プロジェクトで要件定義フェーズが終了したあとの、設計、開発・実装、テスト・フェーズのプランニングから担当することになりました。
要件定義フェーズはコンサルティング会社が行っており、一見、要件定義書は完成しているようです。ただ、過去の経験では、この会社が要件定義を行ったプロジェクトには、要件の不備から問題を抱えたプロジェクトが多々ありました。
PMに任命されたあなたは、リスク・マネジメントの観点からどのような対応をとればいいのか、考えてみましょう。

まず、どのようなリスクがあるか考えます。
リスクを考えるときには、プロジェクト・メンバーだけでなく部門や会社の有識者を入れて、プロジェクトを進めていくときのプロセスをイメージし、契約、環境、リソース、技術、外部、マネジメントの観点で、気をつけなくてはいけないことは何か、もし、こうなったらどうなるだろう、と進めていきます。その際に、PMBOK ® ガイド 第5版対応 テンプレート集のリスク・チェックシートを参考にしてください。

PMBOK リスクマネジメントとは ® ガイド 第5版対応 テンプレート集、11131RiskManagementPlanV5R1.doc より
(注: テンプレート集は支部会員専用ページでダウンロードいただける資料です)

「既知の未知」と「未知の未知」

リスクでマネジメントするもの

以上、今回はPMBOK ® ガイド 第5版「リスク・マネジメント」について概略を解説しました。
プロジェクト目標を実現するためにリスクを早期に特定し、対応策を立案することが重要になってきます。リスクの可視化を早期に実施、ステークホルダー間で共有し、プロジェクト成功への一歩を踏み出しましょう。

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